この研修は、国本女子で3年間積み重ねてきた学びを、教室の外の「本物の世界」で試す機会でもあります。

出発前には、現地での生活で起こり得る、さまざまな場面を想定して準備を重ねました。それでも、実際には思い通りにならないことの連続です。言いたいことがうまく伝わらない。生活習慣が違う。いつもなら誰かに尋ねれば解決することも、自分で考え、自分の言葉で伝えなければ前に進みません。
英語の面で生徒たちの大きな支えとなったのが、日頃からネイティブ教員と英語で学ぶイマージョン授業でした。英語を「聞き、考え、伝えるためのことば」として使ってきた経験は、現地の授業でも確かな力となっていました。

また、1・2年生でのブリティッシュヒルズ語学研修を通して、教室を離れ、「本物を経験するからこそ得られる学び」があることも体験してきました。そうした経験の積み重ねが、3年生になり、自分たちの「当たり前」が通用しない環境へ一歩踏み出す力となったことでしょう。
国本女子が大切にしているのは、英語が話せるようになることだけではありません。学んだことを本物の世界で試し、自分とは異なる人や文化に出会い、思い通りにならない状況でも誰かと協力しながら乗り切る力です。
カナダで過ごした2週間は、「当たり前」だった日常を離れることで、自分を支えてくれている人や環境に感謝し、「守られる自分」から「自分で考え、行動する自分」へと成長する、大切な一歩となりました。

