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KUNIMOTO GIRLS’ JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

【校長講話】3月21日(土)3学期 修了式

2026.03.22

在校生その他

皆さん、三学期の修了おめでとうございます。
この一年間、学習や行事、部活動に真剣に取り組み、確かな成長を遂げた皆さんの姿を、とても誇らしく思います。

一年を振り返ると、思い通りにいかないことや、努力がすぐに結果に結びつかない経験もあったことでしょう。しかし、その一つひとつが、皆さんの心を鍛え、次のステップへ進む力となっています。まずは、自分自身の歩みに胸を張ってほしいと思います。

さて今日は、皆さんに 「日常の中にある大切なもの」 についてお話ししたいと思います。

皆さんは、歌人の俵万智さんをご存知でしょうか。「「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」は俵さんの代表作です。英訳すると ‘This tastes good,’ you said, so July 6th is our Salad Anniversary. という感じでしょうか。 俵さんは、日々の生活の中にある小さな出来事や、ふと心に浮かぶ感情を丁寧にすくい上げ、短い言葉の中に深い意味を込める方です。
俵さんの作品には、「何気ない一瞬こそが、自分の心を映す大切な瞬間である」というメッセージが流れています。

忙しい毎日の中で、私たちは自分の気持ちを置き去りにしてしまうことがあります。
しかし、俵さんは言います。「自分の感情に気づくことは、自分を大切にすること」だと。

嬉しかったこと、悔しかったこと、誰かの言葉に救われた瞬間。
その一つひとつが、皆さんの心を育て、次の一年を生きる力になります。

そして俵さんは、言葉についても印象的な表現をされています。
「汚い言葉を使うと、言葉が悲しむ。泣いてしまう。」

これは、単に「悪い言葉を使ってはいけない」という注意ではありません。
言葉には、人を励ます力もあれば、傷つける力もある。
だからこそ、言葉を大切に扱うことは、自分自身を大切にすることでもあり、相手を大切にすることでもある――そんな深い思いが込められています。

皆さんも、この一年の中で、誰かの言葉に勇気づけられたり、逆に何気ない一言に心が沈んだりした経験があったはずです。その経験こそが、言葉の持つ力を教えてくれます。

どうか、一年を振り返り、

  • 日常の小さな出来事に心を向けること
  • 自分の感情を丁寧に受け止めること
  • 人を傷つける言葉ではなく、支える言葉を選ぶこと
    を、今一度、大切にしてほしいと思います。

言葉は、人と人をつなぎ、未来を開く力を持っています。
皆さんがこれから出会う多くの言葉が、皆さん自身を豊かに育ててくれることを願っています。

春休みを安全に、そして有意義に過ごしてください。
4月になれば、新入生をお迎えし、皆さんは先輩となられます。皆さんと、また元気な姿で会えることを楽しみにしています。

国本の庭に、ハクモクレンが美しく咲いています。花言葉は、「気高さ」「荘厳」「自然への愛」です。


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