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KUNIMOTO GIRLS’ JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

【校長式辞】3月19日(木)中学校 卒業式

2026.03.20

在校生その他

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 

本日、皆さんがこの場に立つ姿を拝見し、三年間の歩みを思い返しながら、深い感慨を覚えております。皆さんはこの三年間、勉強、学校行事、部活動などを通して、教室の枠を超えた多様な学びを積み重ねてきました。

三年間の学びを振り返ると、皆さんが経験してきたすべての活動は、すべて国本女子の校訓を礎にしたものであり、これからの多様化・多元化する社会で生きていくために欠かせない力を育むものでした。現代社会では、異なる価値観や背景をもつ人々と協働しながら、新しいものを創り出していく姿勢が求められます。その中で最も大切なのは、「人は他者との関わりの中でこそ、自分らしさを深く知り、個性が輝き始める」という考え方です。

教養プログラムでは、アトリエシムラの皆様との草木染めや、対馬先生の「いのちのスープ」、クルックフィールズでの学びを通して、自然や食材、そして人とのつながりを実感しました。これらの活動はすべて学年を越えた縦割りで行われ、先輩や後輩と協力しながら取り組むものでした。異なる視点をもつ仲間と関わることで、自分の考えが揺さぶられ、広がり、深まっていく体験をしたことでしょう。

陶芸や紙のリトグラフ、腹巻帽子づくりなどの創造的な学びでも、先生方の専門性に触れ、仲間と試行錯誤しながら作品を生み出しました。職業体験では、多様な職種のプロフェッショナルと出会い、仲間と力を合わせて仕事に取り組みました。そこで求められたのは、単に作業をこなすことではなく、互いの強みを生かし合いながら成果を生み出す姿勢でした。創造性とは、一人で閉じていては決して育ちません。他者の視点や働きかけが、自分の中に眠っていた可能性を引き出してくれる――そのことを、皆さんは実際の現場で学んだのです。

英語学習においても、皆さんは積極的に取り組み、英語力を大きく伸ばしました。それを後押ししたのは、日本人の先生方だけでなく、カナダ、アメリカ、フィリピン出身の先生方とともに「英語で学び、英語で考え、英語で表現する」環境に身を置いたことでした。KAISアワーでの異文化活動、そして縦割りで取り組んだ英語劇では、先輩後輩が互いに支え合いながら舞台をつくり上げました。異なる学年が協働することで、表現はより豊かになり、舞台は深みを増していきました。

三年生でのカナダ研修は、さらに大きな意味を持ちました。多文化社会であるカナダという土壌で、皆さんは異なる文化背景をもつ人々と交流し、自分の価値観を見つめ直す機会を得ました。葛藤しながらも乗り越えた経験、そして記念祭で語った力強い英語のスピーチは、多様な他者との関わりの中で、自分の個性が磨かれた証でした。

こうした一つひとつの経験は、単なる活動の積み重ねではありません。 

自然への畏敬、仲間と協働する力、自分の思いを言葉にする勇気、そして自分を信じる心。これらはすべて、他者との関わりの中で育まれたものです。

卒業後、皆さんはそれぞれ異なる道へと進んでいきます。その道のりには、迷いや困難が待ち受けることもあるでしょう。しかし、皆さんの歩みを見守り、憧れのまなざしで応援している後輩たちがいます。日々寄り添い導いてくださった先生方、そして何より皆さんを支えてこられた保護者の皆様が、これからも変わらぬ思いで皆さんを励ましてくださいます。そして皆さん自身の中には、国本女子での、これまでの学びと経験が確かな力として息づいています。

どうか、自分らしさを大切にし、誇りを胸に未来へと歩みを進めてください。

保護者の皆様、本日は、お嬢様のご卒業、誠におめでとうございます。

この三年間、日々の学校生活を温かく見守り、励まし、支えてこられた皆様のご尽力に、心より敬意を表します。健康管理、家庭での学習支援、行事へのご参加など、目には見えにくい多くのご負担をおかけしてまいりましたが、その一つひとつが、お嬢様方の成長を支える大切な土台となりました。教職員一同、深く感謝申し上げます。どうか、今日のこの節目を、ご家族皆様で喜び合い、お嬢様の成長を誇りに思っていただければ幸いです。

To my dear graduates.May your courage open doors, your strength carry you far, and your heart keep you true!  All the best.

皆さんの前途が、希望に満ち、実り豊かなものであることを心より祈念いたします。ご卒業おめでとうございます。

令和八年三月十九日    国本女子中学学校長 豊田ひろ子

華道をご指導くださった秋山先生が、こんなにも素晴らしいお花を活けてくださいました。色も形も異なる花々が、互いを引き立て合いながら美しく輝いています。皆さんも、このお花のように、大切な人を輝かせ、そして自らも輝きを放つ存在であってください。
学校行事や部活動でお世話になった高校生の皆さんが、『旅立ちの歌』と『校歌』を心を込めて歌ってくださいました。澄んだハーモニーが会場に広がり、胸が温かくなるひとときでした。

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