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2025.10.08
東京デフリンピック出場選手が特別授業を行いました。
みなさんは、今年日本で行われる国際的イベントを知っていますか?
大阪万博、世界陸上などあると思います。ちょっとユニークなものだと、国際メガネ展というイベントも開かれているそうです。
そんな中、11月に聴覚障害のあるアスリートの国際大会「デフリンピック」が東京で初開催されるのは知っていますか?
先日、東京都の「笑顔と学びの活動体験プロジェクト」を利用して、東京デフリンピックに卓球男子日本代表出場される亀澤史憲選手に特別授業を行っていただきました。

低学年と高学年に分けて2回、特別授業を行っていただきました。
亀澤選手は低学年にも高学年にも分かりやすい言葉で「自分自身の聴覚障害が分かったきっかけ」「今年東京にデフリンピックが来ること」「夢と向き合う事」などを教えてくれたうえで、高学年は「聴覚障害者が困ってしまう場面とその時の接し方」についても教えていただきました。
低学年・高学年それぞれから選ばれた代表児童が耳栓とイヤマフをつけた状態でデフ卓球も体験し、「音がない分集中できた」という意見もあれば「目だけで球を追うためチカチカして疲れるから音があった方が良い」という意見もありました。

トップアスリートの貴重なスマッシュも見せていただきました。

亀澤選手から日常だけではなくデフリンピックの時に使える「応援」などの手話も教えていただきました。また「口話」に関する体験ゲームも行いました。


最後児童たちがMホールから教室に戻るときには、前回のブラジル大会男子団体戦で勝ち取った銅メダルも見せていただき、児童と交流しながら見送っていただきました。その時に早速習った手話を使って亀澤選手にお礼を伝える児童もたくさんいました。

多くの児童が手話やデフリンピックに興味を持ち、帰りに早速覚えた手話を使って「さようなら」と挨拶する児童や「デフリンピックに行きたいからおうちの人に話してみる」と日程を調べている児童がたくさんいました。貴重なトップアスリートの世界大会。学校が休みの日に開催される試合も数多くあるため、ぜひ多くの児童に観戦に行ってほしいなと思いました。