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2025.02.21
5年生 妊婦体験
本校では「命のカリキュラム」の一環として、5年生理科の「ヒトのたんじょう」の学習の中で毎年、妊婦体験を行っています。これは脂児や子宮に見立てた生卵と水を入れたポリ袋をリュックに入れ、お腹につけて学校生活1目を過ごすというものです。
280日に及ぶ妊娠期間をご経験されたお母様方に比べれば、1日、それも児童の体格に合わせて少なめに設定した3~4kg程度の重さですが、毎年、子どもたちはそこから理科的な知識以外にも多くのことを学びます。
今年は2月5日水曜目に実施しました。

授業、休み時間、学芸会の練習もこのリュックを抱えて過ごしました。
このリュックを抱えたまま寝転がって起き上がることを体験してみたクラスもあったようです。子どもたちからは、腰など体が痛くなったという感想や、階段を降りるのが怖かった、集中するのが難しかった、卵が割れてしまわないか不安だったという感想が出ていました。
「卵が割れていないか、リュックを開けて確認したい!」という子どもたち。「でも、本当の妊婦さんは中を開けて確認することはできないよ!お母さんも気になっていたかな。」という会話もみられました。
妊婦さんの大変さを実感し、街中で見かける妊婦さんや自分をお腹の中で育ててくれたお母さんに思いを馳せる子どもたちも多くおり、学びの多い1日となりました。