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2024.10.04
4年生 社会科 下水道キャラバン 出前授業
4年生は、社会科の授業で1学期から東京都のくらしを支える水道や電気、ガス等について学習してきました。9月30日(月)の授業では、その一環として、下水道キャラバンによる出前授業を行いました。
下水道を流れる流入水を模した汚れた水と、土を使って実験をし、水の中の汚れが少しずつ取り除かれる様子を実際に目で見て学ぶことができました。段々と、土の層と水の層の二層になっていく様を見て、「一回じゃ、完全にきれいにはならないね」「まだちょっと汚れているね」といった声が聞こえてきました。
また、下水道管では、オイルボール(調理の際に出た油の残りがかたまったもの)や、トイレに流したティッシュペーパーが詰まりの原因となっていることを知り、実際にトイレットペーパーとティッシュペーパーを使って、水によってそれぞれがどのように変化するか見ました。「トイレットペーパーはバラバラになって、水と一緒に流れているね」「ティッシュの方はひとかたまりになった!」というつぶやきから、「じゃあ、これが実際の下水道の中で起きていたらどうなるかな」という下水道キャラバンの方の問いを受け、子どもたちは実験と実生活を結び付けて考えることができました。
実際の流入水と処理後の水や、オイルボールを持ってきてくださったので、子どもたちはそれぞれの水のにおいをかいだりしながら、下水道を取り巻く問題や、下水道局で働いている方々の苦労に思いを馳せていました。
下水道キャラバンの方々の親しみやすい雰囲気に、子どもたちは楽しみながらもしっかりと学びを深めていました。最後には下水道研究レポートコンクールへ応募する標語をそれぞれ考え、自分の学びを言葉にできました。
4年生は記念祭に向けて、これまでの学習をもとに調べ学習をし、模造紙にまとめます。普段の授業では、くらしを支えている方々の話や工場の仕組みなどの動画や写真を様々見せながら学習を進めていますが、実際に働いている方々の話を聞く機会を持つことは中々出来ませんので、子どもたちにとって有意義な時間になったのでは、と感じます。今回の学びが日々の生活や日頃の授業でも生かされることを期待しています。