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2025.03.07
5年生 森の体験学習
5年生が青梅の成木の森で森の体験学習をさせて頂きました。
たくさんの林業のプロの方々が子どもたちのために力を尽くしてくださり、とてもとても貴重な学習ができました。

スタート地点から山を登り、森の中に向かいます。
途中途中で様々な説明をしてくだいました。里山がある青梅。林業をして木を切って生活をしながら森を守ってきたこの地域の方々。この森を守ってきてくれたおかげで街に暮らす人々の暮らしも守ってきたというお話を聞き、里山を見つめる子どもたちの姿がありました。

途中途中で森について、生えている木、竹についてもお話を聞きながら山の中に入って行きました。このあたりまで来ると、かなり空気がひんやりしてきました。
午前中は間伐体験をさせて頂きました。行程がたくさんあり、子どもたちは役割分担をして学年で協力して1本のスギの木を間伐しました。子どもたちはスタッフの方々が随時投げかけてくださる問いに対して真剣に考え、話し合いや発言を繰り返して活動していました。
①選木
間伐する木を決めました。
各クラス1本ずつ間伐する木を選びましたが、最終的には1本の木を間伐するため、なぜその木を選んだのか子どもたちなりに考えた理由を言い合い、森の中で白熱した議論になる場面もありました。

子どもたちの中では意見がほぼ半々に割れていましたが、最後は森のプロの方の意見をお伺いし、よりまっすぐな木を間伐することになりました。
②伐倒方向決め
この方向も、まずは子どもたちで考えました。運ぶのに楽な方向か、倒したとき周りの木にぶつからない方向はどちらか・・・。1本の木を倒すだけでも様々な障害があり、周りの様子をよく観察してじっくり決めました。
③高さの予測
20〜30mという子どもたちの予想は当たっていました。
④ロープ牽引、伐倒
いよいよロープを牽引し、伐倒します。倒したい方向に正確に倒すには、ロープを使うのが良いとのことでした。
20人以上で引っ張って、伐倒!20m越えの木が倒れる瞬間はすごい迫力でした!!
⑤枝、丸太運び
討伐した木は運びやすいように枝を落とし、適度な長さに切り分け、トラックに積みました。
伐倒した木の年輪の観察をする場面もありました。

午後は、食事をとってから、丸太を切る体験と皮剥き体験をさせて頂きました。
ノコギリで切断した後、専用の竹べらで皮剥きをして、できたコースターはお土産でお持ち帰り♪
大きな丸太の皮剥きにも夢中になっていました。

薪割り体験をさせて頂いた子どもたちもいました。
最後は、子どもたちから森について、今日の活動についてのQ &Aの時間をとってくださったスタッフの方々。1日充実した体験をさせて頂いた子どもたちはより林業、森林に関心を持ったようで、たくさんの子どもたちからの質問の声で溢れ、あっという間に帰る時間となってしまいました。丁寧に真摯に答えてくださり本当に充実した学びの時間となりました。