子どもたちの大好きなイベント『おみせやさんごっこ』が開催されました。
当日を迎えるまで準備期間は約1か月。まずはクラスで何のお店にするか、どのような材料で何を売るか話し合います。各クラスが4~6店舗、園内で50店舗近くあります。
話し合いの末、様々な材料を使って商品を制作します。「買ってくれるかなあ」「こんなふうにしたら喜ぶんじゃない?」と自分がお客さんになった気持ちで丁寧に作っています。切る、貼る、こねる、色を付ける、組み立てる等、制作で培ったアイディアや巧緻性を駆使した活動です。
年少組のかき氷やさん、カスタネットやさん
年中組のてるてるキャンディ屋さん、おしゃれかばん屋さん
年長組のおきもの屋さん、ドーナツ屋さん
いよいよ1週間前になると店構えや看板、飾りつけをします。
年長組になるとたくさんの意見が出てきます。「レストランに行くと絵が飾ってあるよね」「私、絵が得意だからうちで描いて持ってくる」「じゃあみんなで額縁を作ろう」
「メニューを出したらいいね」「ポスターにして貼っておこう」
チョコバナナ屋さん、子どもたちのアイディアが光っています。
商品を選ぶとき、扉を開けて「何が当たるかお楽しみ」や紐を引いて「宝探し」など、お客さんがわくわくする工夫が。
そして当日…園内は「いらっしゃいませ~」の声でとても賑やか。看板を手に呼び込みも!
お客さんは縦割りグループで全部のクラスを回ります。年長組は布で作った編かばん、年中組はカラフルな紙の編みかばん、年少組はかわいいおばけバッグのお財布を持っています。くにもと銀行発行の100円がクラスカラーの9枚。全部自分で切りました。お金を出すときは年上の子が年下に教えてあげています。これまで縦割りで遊んだり、ランチ会をしたりして仲を深めてきました。
何を買ったのかな?どれも嬉しいお品物。
おみせやさんが終わった後は各お店の売り上げを確認します。年少組は先生と数えます。年中は100円を10枚ずつ貼って数えます。「わぁぼくたちお金持ちだね」「こんなに売れたんだー」
年長組は100円が67枚、67の後に0を二つ付けると「6700円」といった風に売り上げを計算していました。そして「売上報告書」に記入をして園長先生に売上報告をします。
楽しいあそびのなかで学ぶことの多い活動となりました。